ワールドオールスタージョッキーズは、夏の札幌競馬を代表する国際色の強い騎手招待シリーズとして知られています。
中央競馬の重賞カレンダーを追っている人の中には、名称の華やかさから重賞競走の一つだと思う人もいますが、実際には複数の条件戦を舞台に騎手がポイントを競う特別なシリーズです。
そのため、予想では出走馬の能力だけでなく、初騎乗の騎手が札幌の小回りコースにどう対応するか、抽選で決まる騎乗馬の特徴をどう引き出すか、各騎手がシリーズ全体のポイントを意識してどのように乗るかまで見る必要があります。
この記事では、JRAの公式発表や過去成績を踏まえながら、ワールドオールスタージョッキーズの基本、2026年の開催概要、出場騎手の選定ルール、馬券検討で重視したい視点、観戦時に押さえたい注意点を中央競馬ファン向けに整理します。
ワールドオールスタージョッキーズはどんな競走?
ワールドオールスタージョッキーズは、JRA所属騎手、地方競馬所属騎手、外国招待騎手が同じ開催に集まり、複数レースの着順によって与えられるポイントで順位を競う国際騎手招待シリーズです。
競走馬の格付けで優勝馬を決める通常の重賞とは異なり、主役はあくまで騎手であり、馬の能力、騎手の対応力、コース適性、当日の馬場読みが複合的に問われます。
2026年はJRAが4月5日に札幌競馬場での開催を発表しており、8月22日と23日の2日間で第1戦から第4戦までが行われる予定です。
主役は馬より騎手
ワールドオールスタージョッキーズを理解するうえで最初に押さえたいのは、通常の競馬ファンが見慣れている重賞とは評価軸が少し違うという点です。
重賞では競走馬の実績、斤量、ローテーション、調教、血統、展開が中心になりますが、このシリーズでは同じ騎手が2日間で複数の馬に騎乗し、その合計ポイントで順位が決まります。
つまり、1頭の名馬を探すよりも、各レースで騎手が与えられた馬の能力をどこまで引き出せるかを見る企画性が強いシリーズです。
普段は海外、地方、中央で別々に戦っている騎手が同じ条件で競うため、騎乗フォーム、仕掛けのタイミング、位置取りへの考え方の違いも見どころになります。
馬券を買う場合も、単純に人気馬を軸にするだけではなく、乗り替わりで新味が出る馬、器用な立ち回りが求められる馬、短期間で手の内に入れやすいタイプを探す意識が大切です。
重賞ではなくシリーズ
ワールドオールスタージョッキーズは中央競馬の注目イベントですが、各競走そのものはG1、G2、G3のようなグレード競走ではありません。
2026年のJRA発表では、第1戦が3歳以上2勝クラスの芝1200メートル、第2戦が3歳以上3勝クラスの芝2000メートル、第3戦が3歳以上2勝クラスのダート1700メートル、第4戦が3歳以上2勝クラスの芝1800メートルとして予定されています。
この構成からわかるように、シリーズ全体は重賞級のスター馬を集める場ではなく、条件戦を舞台に騎手の技術を比較する場です。
それでも注目度が高いのは、世界各地で実績を持つ騎手やJRAのトップ騎手が同じ週末に集まり、普段の条件戦とは異なる緊張感が生まれるからです。
中央競馬重賞カテゴリで情報を探している人は、重賞予想と同じ感覚で馬の格だけを見るのではなく、シリーズ性と騎手戦という前提を置いて読み解くと理解しやすくなります。
札幌開催に意味がある
ワールドオールスタージョッキーズは2015年に現在の名称となり、夏の札幌競馬場を舞台に行われるイベントとして定着しました。
札幌競馬場は直線が長い東京や阪神外回りとは異なり、コーナーでの位置取り、内外の進路判断、ペースの読み、早めに動く判断が結果に直結しやすいコースです。
海外の広い競馬場に慣れた騎手や、地方競馬で小回りを得意とする騎手が同じ条件でどう乗るかを比較できるため、騎手招待シリーズとの相性が良い舞台といえます。
札幌開催は夏競馬の終盤にあたり、芝の傷み具合、洋芝の時計のかかり方、ダートの含水状態などが週ごとに変わりやすい点も特徴です。
馬券では騎手の知名度だけで判断せず、札幌で必要な器用さ、先行力、持続力、内をさばく技術を各馬と騎手の組み合わせで評価する必要があります。
4戦の合計で争う
シリーズは第1戦から第4戦までの合計ポイントで個人順位を決める仕組みになっています。
JRAの2025年データファイルでは、1着30点、2着20点、3着15点、4着12点、5着10点、6着8点、7着6点、8着4点、9着2点、10着以下1点というポイント表が示されています。
この配点では1勝の価値が非常に大きい一方で、着外でも最低限のポイントを積み上げることができるため、全4戦で大崩れしない安定感も重要になります。
| 着順 | 基本ポイント | 予想での意味 |
|---|---|---|
| 1着 | 30点 | 優勝争いを大きく動かす |
| 2着 | 20点 | 勝ち切れなくても高評価 |
| 3着 | 15点 | 複勝圏の安定感が効く |
| 4着から5着 | 12点から10点 | 上位維持に重要 |
| 10着以下 | 1点 | 大きな失点になる |
馬券ではシリーズ優勝の流れだけに気を取られず、各レース単体で勝ちに行く騎乗なのか、無理をせず掲示板を狙う騎乗なのかを展開面から見極めることが大切です。
チーム戦も見どころ
ワールドオールスタージョッキーズには個人戦だけでなく、WAS選抜とJRA選抜によるチーム対抗戦の要素もあります。
JRAの開催概要では、外国騎手と地方競馬所属騎手のチームをWAS選抜、JRA代表騎手のチームをJRA選抜として、各騎手の合計ポイントをチームごとに集計すると説明されています。
この仕組みによって、個人優勝争いが決まった後のレースでもチームポイントを積む意味が残り、最後の第4戦まで見どころが続きます。
2025年はWAS選抜がJRA選抜を上回り、チーム対抗戦でも大きな注目を集めました。
予想面ではチーム戦そのものが馬券の的中に直結するわけではありませんが、騎手が最後まで着順を拾いに行く動機になりやすい点は軽視できません。
2026年の基本情報
2026年のワールドオールスタージョッキーズは、JRAの公式発表によると8月22日土曜と8月23日日曜に第2回札幌競馬第1日と第2日で行われる予定です。
初日は第10レースと第11レース、2日目は第10レースと第12レースに組まれており、短距離、芝中距離、ダート中距離、芝1800メートルという異なる条件で騎手の総合力が問われます。
発走時刻や出走馬は開催週の出馬表で変更や確定が行われるため、予想を固める前には必ずJRA公式の開催発表と当週の出馬表を確認する必要があります。
| 日程 | レース | 条件 | 距離 |
|---|---|---|---|
| 8月22日 | 第1戦 | 3歳以上2勝クラス | 芝1200メートル |
| 8月22日 | 第2戦 | 3歳以上3勝クラス | 芝2000メートル |
| 8月23日 | 第3戦 | 3歳以上2勝クラス | ダート1700メートル |
| 8月23日 | 第4戦 | 3歳以上2勝クラス | 芝1800メートル |
4戦すべてで求められる資質が違うため、短距離の先行力だけでなく、ダートの機動力や芝中距離の折り合いまで比較できる点がシリーズの面白さです。
歴史は1987年から続く
ワールドオールスタージョッキーズの前身は、1987年に始まったワールドスーパージョッキーズシリーズです。
JRAの海外向け情報サイトでは、1987年創設の国際イベントが2015年に夏の札幌開催としてワールドオールスタージョッキーズへ改称された経緯が紹介されています。
名称が変わっても、世界各地のトップ騎手を日本に招き、中央競馬の舞台で技術を競ってもらうという狙いは一貫しています。
過去にはJ.モレイラ、C.ルメール、武豊、川田将雅、岩田望来など、国内外で実績のある騎手が優勝または上位に入ってきました。
歴代成績を追うと、単に有名騎手が勝つだけではなく、その年の騎乗馬との相性や札幌の馬場への対応力が順位を左右してきたことがわかります。
見どころは技術の比較
ワールドオールスタージョッキーズの魅力は、同じ週末にさまざまなバックグラウンドを持つ騎手の技術を比較できることです。
中央競馬では見慣れたJRA騎手でも、海外騎手や地方騎手と同じポイント制で戦うと、普段とは違う勝負どころや進路選択が見えやすくなります。
特に札幌のような小回りでは、道中で外を回しすぎない判断、内で我慢する度胸、早めにポジションを取りに行く積極性が結果に直結します。
- 海外騎手の仕掛けの大胆さ
- 地方騎手の小回り対応力
- JRA騎手の馬場読み
- 初騎乗馬への適応力
- ポイント制を意識した着順確保
人気や過去成績だけでは見えない騎手の判断力を楽しめるため、普段は馬中心に予想する人ほど新しい視点を得やすいシリーズです。
出場騎手の選ばれ方を押さえる

ワールドオールスタージョッキーズでは、誰が出場するかによってシリーズ全体の印象が大きく変わります。
JRA代表、地方競馬代表、外国招待騎手がそろうことで国際招待競走らしい顔ぶれになり、ファンにとっては普段なかなか見られない騎手の騎乗を中央競馬の馬券対象レースで見られる貴重な機会になります。
ただし、出場騎手は単なる人気投票で決まるわけではなく、ダービー優勝、MVJ、勝利数、選考委員会の判断など複数の基準が組み合わされています。
JRA代表の基準
JRA代表騎手は、その年の日本ダービー優勝騎手、前年のJRA賞騎手部門MVJ受賞者、勝利数の東西上位騎手、選考委員会で選ばれる騎手などを中心に構成されます。
2026年のJRA発表でも、JRA代表騎手の選定順位として日本ダービー優勝騎手、前年のMVJ、勝利数東西各上位、選考委員会選出、勝利数上位という流れが示されています。
この仕組みによって、年間を通じて結果を出している騎手、クラシックで大きな実績を残した騎手、ファンにとって注目度の高い騎手がバランスよく選ばれやすくなります。
| 選定要素 | 意味 | 注目点 |
|---|---|---|
| 日本ダービー優勝 | 世代頂点の実績 | 大舞台の勝負強さ |
| MVJ | 前年の総合評価 | 安定した年間成績 |
| 勝利数上位 | 現在の勢い | 平場や特別戦の対応力 |
| 選考委員会 | 顕著な活躍 | 話題性や実績の補完 |
予想では、JRA代表だから必ず有利と見るのではなく、札幌の経験、騎乗馬のタイプ、短期決戦でポイントを拾う意識まで含めて判断すると精度が上がります。
WAS選抜の個性
WAS選抜は、外国招待騎手と地方競馬所属騎手で構成されるチームです。
外国招待騎手は欧州、北米、南米、オセアニア、アジアなど多様な競馬文化を背景に持ち、地方競馬所属騎手は小回りやダート戦への対応力を武器に中央の舞台へ挑みます。
2025年の出場騎手を見ると、香港、アルゼンチン、ドイツ、アメリカ、オーストラリアなどの騎手が名を連ね、地方競馬代表も加わることで多彩な顔ぶれになりました。
- 海外の大レース経験
- 地方競馬の小回り経験
- 日本初騎乗の新鮮さ
- 短期免許騎手とは違う一発勝負感
- JRA騎手との戦術比較
初めて日本で騎乗する騎手は過剰に軽視されることがありますが、世界各地でトップクラスの実績を持つ騎手は短時間で馬の特徴をつかむ技術に優れているため、人気の盲点になるケースもあります。
騎乗馬の割り当てを見る
シリーズの予想で重要なのは、どの騎手が出るかだけでなく、どの馬に騎乗するかです。
ワールドオールスタージョッキーズでは騎手の技術を競う趣旨があるため、極端に有利不利が偏らないように騎乗馬の割り当てが行われますが、実際の能力や適性が完全に均一になるわけではありません。
同じ2勝クラスでも、近走で好走している馬、展開待ちの差し馬、休み明けで状態が読みにくい馬、距離短縮や距離延長が鍵になる馬では評価が大きく変わります。
| 確認項目 | 見る理由 | 判断の方向 |
|---|---|---|
| 近走内容 | 能力の現在地を把握 | 着順より内容重視 |
| 脚質 | 札幌での位置取りに直結 | 先行力と器用さを評価 |
| 距離実績 | 条件替わりの不安を確認 | 同距離好走を重視 |
| 騎手の特徴 | 馬との相性を判断 | 促して伸びる馬か確認 |
有名騎手が乗るだけで人気が上がる場合もあるため、騎手人気と馬本来の適性を分けて考えることが馬券の期待値を保つコツです。
馬券で重視したい札幌の条件
ワールドオールスタージョッキーズの馬券検討では、シリーズの華やかさに目を奪われすぎず、札幌競馬場のコース条件を丁寧に見ることが重要です。
札幌は洋芝で時計がかかりやすく、コーナーの比重が大きい競馬場であり、馬の瞬発力だけでなく持続力や立ち回りの上手さが問われます。
さらに4戦は距離も馬場も異なるため、第1戦の芝1200メートルと第2戦の芝2000メートルを同じ物差しで見ると判断を誤りやすくなります。
芝1200メートルの見方
第1戦に予定される芝1200メートルは、シリーズの流れを決める最初の一戦として重要です。
札幌芝1200メートルは短距離戦でありながら、洋芝の負荷やコーナーでの隊列が結果に影響しやすく、単純なスピードだけで押し切れるとは限りません。
スタート直後に無理なく位置を取れる馬、コーナーで加速を止めない馬、直線でしぶとく脚を使える馬は評価を上げやすい条件です。
- ゲートの速さ
- 二の脚の安定
- 洋芝への適性
- 内枠で包まれない器用さ
- 先行争いが激しい時の差し脚
初戦で勝つと騎手はシリーズ優勝に大きく近づくため、勝ちに行く積極的な騎乗が増えやすく、前半のペースが想定より速くなる可能性も考えておきたいところです。
芝2000メートルの見方
第2戦の芝2000メートルは、初日のメイン格に近い位置づけになりやすく、折り合い、仕掛けどころ、スタミナ、コーナーワークが総合的に問われます。
札幌芝2000メートルはコーナーを複数回通るため、外を回されるロスが大きく、道中で良い位置を取れるかどうかが着順に直結しやすいコースです。
一方で、早めに動きすぎると最後に甘くなるため、騎手には勝負どころまで我慢する判断と、他騎手の動きに遅れない反応の両方が求められます。
| タイプ | 強み | 注意点 |
|---|---|---|
| 先行馬 | ロスなく運びやすい | 早仕掛けで失速 |
| 差し馬 | 展開が向けば浮上 | 進路確保が課題 |
| 持続型 | 洋芝で強みが出る | 瞬発戦は不安 |
| 器用な馬 | 立ち回りで加点 | 能力比較が必要 |
騎手の腕が出やすい条件ですが、騎手だけで過大評価せず、馬自身が札幌の芝2000メートルに対応できるかを近走や血統から確認することが欠かせません。
ダート1700メートルの見方
第3戦のダート1700メートルは、地方競馬所属騎手やダート戦に強い騎手の持ち味が出やすい条件です。
札幌ダート1700メートルは先行力が重要になりやすく、スタート後のポジション争い、1コーナーまでの入り方、向正面でのペース判断が大きな分岐点になります。
砂をかぶって嫌がる馬、揉まれ弱い馬、外枠からスムーズに運びたい馬などは、騎手の判断一つで好走と凡走が分かれます。
| 評価したい馬 | 理由 | 割引材料 |
|---|---|---|
| 先行安定型 | 隊列を作りやすい | 同型多数 |
| まくり型 | 向正面で動ける | 外々のロス |
| 内枠巧者 | 距離ロスを抑える | 砂をかぶる不安 |
| 地方経験馬 | 小回り対応がある | 中央の時計比較 |
ダート戦は騎手の腕だけでなく馬の気性や砂への耐性も強く出るため、乗り替わりで一変しそうな馬と、乗り替わりでも課題が残る馬を分けて評価することが大切です。
過去結果から読む傾向

ワールドオールスタージョッキーズの過去結果を見ると、シリーズ優勝には勝利数だけでなく、4戦を通じた安定したポイント獲得が必要だとわかります。
JRAの過去成績では、2015年以降の札幌開催でJ.モレイラ、M.デムーロ、E.ダシルヴァ、C.ルメール、川田将雅、武豊、岩田望来など多彩な騎手が優勝しています。
2025年はドイツを主な拠点とするT.ハマーハンセン騎手が73点で優勝し、WAS選抜がチーム戦でもJRA選抜を上回りました。
1勝の価値は大きい
ポイント制では1着30点が与えられるため、シリーズ内で1勝を挙げるだけで一気に上位へ浮上できます。
2025年のT.ハマーハンセン騎手は、第2戦と第3戦を勝ち、合計73点で個人優勝を果たしました。
この結果からも、1勝だけでなく複数勝利を重ねた騎手が優勝争いで大きく有利になることがわかります。
- 1着は30点で最重要
- 2着でも20点を確保
- 3着は15点で上位維持
- 掲示板外が続くと苦しい
- 4戦すべての積み上げが必要
ただし、馬券ではシリーズ優勝に必要なポイントと各レースの勝敗は別問題であり、ポイントを取りに行く騎乗が必ず単勝向きになるとは限らない点に注意が必要です。
安定感も勝負を左右する
シリーズ優勝には勝利が重要ですが、すべてのレースで大きく崩れないことも同じくらい大切です。
着順が悪いレースでも最低限のポイントを拾えるとはいえ、10着以下が続くと優勝争いから遠ざかります。
2025年のC.ウィリアムズ騎手は第4戦を勝って66点まで伸ばし、最後まで上位争いを演じました。
| パターン | シリーズ上の評価 | 馬券での見方 |
|---|---|---|
| 1勝と安定 | 優勝候補 | 連軸でも評価 |
| 勝利なしで掲示板 | 上位圏 | 複勝系で注意 |
| 勝利と大敗 | 展開次第 | 単勝向き |
| 着外続き | 厳しい | 人気なら割引 |
騎手の名前だけでなく、騎乗馬の脚質が安定してポイントを取れるタイプか、勝つか大敗かに振れやすいタイプかを見ておくと買い目を組み立てやすくなります。
海外騎手は軽視できない
ワールドオールスタージョッキーズでは、日本での騎乗機会が少ない外国騎手が人気面で過小評価されることがあります。
しかし、過去の優勝騎手には外国を拠点とする騎手も多く、2015年はJ.モレイラ騎手、2017年はE.ダシルヴァ騎手、2024年はJ.モレイラ騎手、2025年はT.ハマーハンセン騎手が優勝しています。
海外騎手は日本の馬場や競馬場に不慣れな面がある一方で、初めての馬でもリズムを作る能力、勝負どころで迷わず動く判断力、ゴール前まで馬を伸ばす技術を持っています。
- 日本初騎乗でも実績を確認
- 所属国の競馬スタイルを見る
- 短距離型か中距離型かを見る
- 先行意識の強さを考える
- 過剰人気と過小評価を分ける
外国騎手だから買う、外国騎手だから消すという単純な判断ではなく、騎乗馬の特徴と騎手の戦術が合うかを見極めることが現実的です。
当日の楽しみ方と注意点
ワールドオールスタージョッキーズは、馬券を買う人だけでなく、騎手の技術や国際交流の雰囲気を楽しみたい人にも向いているシリーズです。
一方で、出馬表、発走時刻、馬場状態、騎手変更、出走取消などの情報は開催週に更新されるため、早い段階の情報だけで判断を固定しすぎると見落としが出ます。
中央競馬重賞と同じように注目度は高いものの、実際には条件戦を複数見るイベントなので、各レースの条件を分けて楽しむ姿勢が大切です。
公式情報を確認する
当日に最も大切なのは、JRAの公式情報で出馬表、騎手、発走時刻、馬場状態を確認することです。
JRAの競馬番組ページにも、発表済みの番組は予定であり、出馬投票の結果や天候によってレース番号、馬場、距離、発走時刻などが変更される場合があると案内されています。
特に夏の札幌は天候や馬場状態の変化が予想に影響しやすく、芝の内外の伸び方やダートの水分量によって買うべき馬が変わることがあります。
| 確認タイミング | 見る情報 | 理由 |
|---|---|---|
| 開催週 | 出馬表 | 騎乗馬の確定 |
| 前日 | 枠順 | 位置取りを想定 |
| 当日朝 | 馬場状態 | 適性判断を更新 |
| 発走前 | オッズ | 期待値を確認 |
事前の印をそのまま使うのではなく、当日の札幌の傾向に合わせて評価を上げ下げする柔軟さが、シリーズを楽しみながら的中に近づくための基本です。
買い目は広げすぎない
ワールドオールスタージョッキーズは有名騎手が多く出場するため、あれもこれも買いたくなりやすいシリーズです。
しかし、騎手名だけで買い目を広げると、最終的に人気馬ばかりを薄く買う形になり、当たっても回収が伸びにくくなります。
特に条件戦は能力比較が難しく、乗り替わりの話題性でオッズが動くこともあるため、自分が評価する理由を明確にして買い目を絞ることが大切です。
- 軸馬の根拠を一つに絞らない
- 騎手人気だけで相手を増やさない
- 馬場傾向を買い目に反映する
- 単勝と複勝の目的を分ける
- 4戦すべてを無理に買わない
シリーズ全体を楽しむなら少額で4戦を追う方法もありますが、勝負レースを決めるなら条件やオッズが最もかみ合う一戦に資金を集中させたほうが納得感のある馬券になります。
観戦では騎乗内容を見る
ワールドオールスタージョッキーズを観戦するなら、着順だけでなく騎乗内容に注目すると面白さが増します。
同じ4着でも、外を回されて届かなかったのか、内で我慢して脚を余したのか、早めに動いて勝ちに行った結果なのかによって評価は大きく変わります。
シリーズは2日間で続くため、第1戦や第2戦で見えた騎手の積極性、札幌への対応、進路選択の癖が翌日のレースを読むヒントになることもあります。
| 見る場面 | 注目点 | 次戦へのヒント |
|---|---|---|
| スタート | 位置を取りに行くか | 積極性を判断 |
| 向正面 | 動くタイミング | ペース感覚を判断 |
| 4コーナー | 進路の選び方 | 札幌適性を判断 |
| 直線 | 最後まで追うか | ポイント意識を判断 |
レース後に結果だけを見るよりも、各騎手がどのような意図で乗ったのかを考えることで、ワールドオールスタージョッキーズならではの技術戦として楽しめます。
シリーズの本質を押さえて札幌の2日間を楽しむ
ワールドオールスタージョッキーズは、中央競馬の重賞のように注目を集めるイベントでありながら、制度上は重賞ではなく、複数の条件戦を使って騎手の技術と対応力を競う国際騎手招待シリーズです。
2026年は8月22日と23日に札幌競馬場で第1戦から第4戦までが予定されており、芝1200メートル、芝2000メートル、ダート1700メートル、芝1800メートルという異なる条件で騎手と馬の組み合わせを見比べられます。
予想では、出場騎手の知名度だけでなく、騎乗馬の近走内容、脚質、札幌適性、馬場状態、枠順、ポイント制による騎乗意識を合わせて考えることが重要です。
過去結果を見ても、海外騎手、JRA騎手、地方競馬所属騎手のいずれにもチャンスがあり、1勝の大きさと4戦を通じた安定感の両方がシリーズ順位を左右してきました。
華やかな顔ぶれを楽しみながらも、各レースを一つの条件戦として丁寧に分析すれば、ワールドオールスタージョッキーズは観戦面でも馬券面でも夏競馬の魅力を深く味わえる2日間になります。



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